世の中には様々な職業があります。就業することが難しい職業もあり、それらの職業に就職したら様々な人から尊敬の念を集めることでしょう。今回は就職することが難しい職業の中でも、マイナーな職業にスポットを当て、その職に就くための勉強や学校を紹介します。
なるのが難しい職業3選!
<パイロット>
航空機パイロットは、頭の良さだけではなく身体能力も高水準を保つ必要があります。特に厳しいのは航空自衛隊の戦闘機パイロットで、自衛隊内で最も厳しい検査を受けると言われています。
民間・軍用問わず、パイロットになるためには色覚検査をパスする必要があります。学力には問題はないものの、色覚異常であるためにパイロットの夢を諦めざるを得なかった人も大勢います。
ちなみに、民間機のパイロットは現在需要が急増しています。そのため近年、パイロット養成コースを持つ大学等が人気を集めています。パイロットは管制塔とは英語でやり取りをするため、卓越した英会話能力を有する必要があります。パイロットになりたいという方は、特に英会話能力を高めると良いでしょう
<学芸員>
博物館に勤務する職員は学芸員と言います。就業するには学芸員資格を持っている必要があります。実はこの資格を取得すること自体はあまり難しくありません。大学で必要な講義を受講し、実習に行くことで卒業時に取得することができます。学芸員になることが難しい理由は、資格保持者の数に比べて募集数があまりにも少ないためです。
また、学芸員はなって終わり、の職業ではありません。多くの方が勘違いしていますが、博物館は資料を保存・収集し展示する施設ではありません。あくまで調査研究のために保存・収集をしています。研究発表の一環として展示を行っているだけに過ぎないのです。
ちなみに、「博物館」と聞くと、刀や農具、土器など、民俗分野の展示をしている施設がすぐに浮かびますが、法的には美術館や動植物園、水族館なども「博物館」に含まれます。例に挙げた民俗分野の展示を行う施設は人文科学系博物館と呼ばれることがほとんどです。科学館は自然科学系に分類されることが多いです。
<競馬騎手(ジョッキー)>
意外に思われるかもしれませんが、競馬騎手になることは非常に難易度が高いです。騎手免許試験に合格する必要があります。競馬騎手を養成する学校施設をJRAとNARがそれぞれ用意しています。この養成施設への入学が難関です。
競馬騎手になるには馬を操る技術だけではなく、年齢や体重制限、そして健康状態に関する厳しい基準があります。特に厳しいのは視力です。自動車の運転免許取得基準よりもずっと厳しい、裸眼視力0.8以上が基準となっています。
競馬騎手になりたい、と強く考えている人は、JRAやNARの騎手課程に合格するために専門学校に入学します。
たとえば馬の学校・アニベジの騎手養成課程対策専門の専門学校は、面接や学力試験への対策だけではなく、日々の体重管理や筋力トレーニングのサポートも徹底しています。こちらの専門学校出身の騎手も多く、指導力の高さを窺えます。騎手になるまでの道のりはこちらにわかりやすく書いてあります⇒競馬騎手になるためのステップ(JRA・NAR)
以上が就業することが難しい職業です。いずれも専門性が高いため、就業できれば非常にやりがいを持って働くことができるでしょう。