最近は医師も転職する人が多い業界のようです

世間では医学部受験が過熱しているようですね。また、親御さんの将来なって欲しい職業に医師をはじめとした医療関係の職業が多いそうです。なんとも現実的ではないでしょうか。日本は既に高齢化社会です。今後、更に超高齢化社会が待ち受けています。そこで不足すると言われているのが医師です。そう、医師という職業は今後の需要拡大が確実に見込まれた職業になるのです。

だからこそ親がさせたく子がなりたい職業なのですが、そもそも全国でも頭脳明晰な子が目指す難しい試験です。従来以上に医学部合格は困難になったと言われています。また、医師になるには医学部を6年かけて卒業し、国家試験を受け、更に研修医期間を経る必要があり、下積みが長い職業なのです。どうも世間的には医学部に入ればあとはエスカレーター方式でと思われがちですが、いえいえ、医学部に入ってからが勝負になります。医師というのはとても大変な職業なのです。

勤務医になってからも勤務形態は過酷です。なにせ今や医師不足ですから、緊急手術やオンコールの連続で体力的な負担も時間的な制約も非常に大きい職業です。さらに不足しているからこそ休日も取れない医師はたくさんいます。そんなに気楽な商売などではありません。確かに給与はいいでしょうが、使う暇すらないでしょう。看護師と同様にどうも医師の転職理由もこの職場環境というのが多いそうです。勤務時間が長く辛い、休みが取れなくてつらいという理由以外にも、医局人事で移動が繰り返されて辛い、人間関係が辛いなど精神的にも疲弊してしまうようです。

最近では、そのような事情から転職をする医師も多いらしく、こちらのように医師求人・転職の専門サイトも登場しています。病院側も人手不足ですから、こういったサイトには積極的に求人を掲載しているようです。

しかし、日本の医師不足は転職だけでは総数が増えるわけではないのでなかなか解決しない問題にはなります。それでも、自ら働きやすい環境を見つけ、長く医師を続けるというのはある種解決の一端にはなっているのかもしれませんね。